400万年前 12月31日17時37分ごろ私たちのご先祖様である猿人、アウストラロピテクスは二足歩行を身につけていました。しかし生活の場は木の上です。主食である果実が豊富だったからです。しかしアフリカの乾燥化で熱帯雨林が減り私たちのご先祖様は住む場所も食糧も奪われ絶滅の危機に見舞われました。さあどうする!
全く違う2種類の人類が登場!
200万年前 12月31日21時48分ごろ
(日付は地球誕生から現在までの年齢46億年を1年に換算した目安です)
アフリカの乾燥化はさらに進み一年中雨が降っていた熱帯雨林は消えサバンナ気候という一年の間で雨季と乾季がはっきりと分かれるようになりました。そんな時代に全く違う2種類の人類が登場。
二足歩行で食糧を探した、その結果
雨季と乾季。乾季は草原は枯れ種や根に姿を変えるために赤茶けた大地となるのです。そんな大地を私たちのご先祖様は食べ物を探し歩きました。危険なサーベルタイガーなどの猛獣の影に怯えながら直立二足歩行で。
肉を食べたご先祖様と植物を食べたご先祖様
私たちのご先祖様は、熱帯雨林時代の主食だった果実に変わる食糧を探して、猛獣が潜む乾燥したサバンナに進出していきました。命がけですよね。そして私たちのご先祖様は肉食と植物を食べる2つの人類が誕生し共存したのです。ホモ・エルガステルとパラントロプス・ロブストスの2つの人類です。
運命は残酷、絶滅したご先祖様
2つの人類が共存。肉食と植物を食べる人種。運命は残酷です。片方は絶滅し、片方はその後大いに進化していくのです。
なぜ安定した食糧を得ていたパラントロプス・ロブストスは絶滅したのか?
人間の脳が巨大化した理由はまだ不明だそうですが、肉食で脳が発達したと考えられています。